サッカーが上手くなるために最も必要な能力 [意外に誰も知らないこと]
技術的な能力が、いくら優れていても
優秀なサッカー選手になれるとは限らない。
一昔前、小野伸二がプロサッカー選手を目指している
小さな子供たちに向かって、こんな風に言っていた。
「いいか、練習のための練習は絶対にするな、
試合のための練習をするんだぞ」
試合で勝つためには本番を想定した
質の高い練習をすることが必要不可欠。
「目的意識がないなかで
必死に練習しても
試合には活きてこない。」
「小さいうちから、本番に通用するための
訓練癖を付ける必要がある、そうじゃないとキツイ、、」
それを知っていたからこそ
彼は、あえて厳しい発言をしたのである。
では試合のための練習とは、
具体的に、どんなものを指すのだろうか?
■パスの精度?
■ピタッと止まるトラップ?
■競り負けないフィジカル?
いろいろな疑問が浮かび上がってくるかとは思うが
試合のための練習でもっとも大切なのは実はスキルではない。
「試合も練習も同じもの」
そう思いながら訓練することで
試合のなかで最高のパフォーマンスが発揮できる。
要は何が言いたいかというと
判断力をつけろ、ということだ。
いつ・どこで・だれが・なにを・どのように・どうして
刻一刻と変わる局面の中では
瞬時の判断力がいちばん重要なのだ。
いくら最高級のドリブルをしても敵をかわせる
場面で、そのドリブルをしなければ意味がない。
ワンタッチで敵を置き去りにできる場面にも関わらず
敵の目の前で、足元にピタッと収まる
極上のトラップをしても意味がない。
スキルが優れていても、実際に
どの場面でそれを使うか判断できない選手は
絶対にトッププレイヤーにはなれないのだ。
だからこそ、小野は試合を想定しながらの
練習をするようにと子供たちに話していたのだ。
大事なのは判断力。
もしサッカーが上手くなりたいなら
自分の保有しているスキルをどの場面で
使えるか再度確認することをお勧めする。
タグ:小野伸二
2014-01-28 16:43
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