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映画ウルフ・オブ・ウォールストリート がヒットする理由について客観的に評価してみた [洋画]






昨日、アカデミー賞最有力の映画
「ウルフ・オブ・ウォールストリート 」を見てきました。


欲稼ぎ、欲遊び、欲笑え!
見事なキャッチコピーが映画にも
しっかりと反映されていました。


【アカデミー賞最有力候補の筋金入りか?】


ヒットする映画は、予告の段階で大衆の興味を惹きつけ
出きる限り多くの観客を劇場に動員できるかに尽きます。


ウルフ・オブ・ウォールストリート の
公式ホームページにいくと分かるのですが
予告動画が6つも用意されています。


15秒の予告、30秒の予告、
タレント予告、レビュー予告etc...


抜け目ない展開が、取りこぼしなく観客の動員に
つながっているのが大いに理解できます。


もちろん自身も魅力的な広告にノックアウトされ
劇場にスタスタと足を運んだ形となりましたが。笑


【渡辺謙が暴露した邦画と洋画の決定的な違い】


少しまえに、京都大学のエンターテイメント
ビジネス・マネジメントという講義の中で俳優の
渡辺謙さんが売れる映画について京大生に話していました。


広報俳優(パブリシスト)と
映画製作会社の戦略で、
映画の良し悪しが決まる。


謙さんは、映画の魅力をお客さんにどう伝えるかは
広報の力に殆どかかっているいると言ってました。


劇場に足を運んでもらうには
映画制作会社とパブリシストが
キッチリと戦略を立てることが必須です。


この戦略の建て方の温度感が、
日本とアメリカでは全然違うみたいなんですね。


具体的に言うと、日本では映画の衣装(役の衣装)を着た状態で
俳優がメディアに出て宣伝するスタイルをとっていますが


アメリカでは映画のなかのキャラクターと映画の役を
全く切り離したスタイルで映画の宣伝をしています。


まぁ、カンタンに言うとアメリカは日本に比べて
より客観的に宣伝できているということですね。


まだ映画を見ていない観客に対して
自由な発想や興味を持ってもらいたい。


そういった気持に配慮して、役と俳優は
まったくの別物として扱っているわけです。


その点、日本の映画は役そのままのキャラクターで宣伝するため、
まだ映画を見ていないお客さんに対して不要なイメージが伝わることが多い。


なので、結果的に観客動員率を下げてしまうことが度々おきている。


謙さんは、そういった日本映画会の
宣伝方法に違和感を感じていたんですね。


僕は、普段マーケッターとして活動しているので
俳優なのにマーケティングのことをここまで考えられる
謙さんは、本当に日本映画を変えていける人だと実感しました。


【ウルフ・オブ・ウォールストリートはアリか?ナシか?】


で、話を徐々にウルフ・オブ・ウォールストリートに戻します。


まず、この映画をアリかナシかで
判断すると、僕の答えはアリです。


映画の広告で見たイメージと
実際に映画を観た感触とにギャップもなく
最後までベルフォートの生き様を見事に反映できていたと思います。



【上映時間が長い、、、(^_^;)】


ただ、もうちょっと欲を言うなら、
映画の時間をもっとタイトにして欲しかったです。


これはあくまでも個人的な見解なんですが、
上映時間が179分とかなり長いので結構疲れます。


やはり映画を集中して見れる時間は
せいぜい2時間半くらいじゃないのかな、なんて思っています。


(補足※)
前段階では、上映時間が、もっと長く
これでも上映時間だいぶ短縮させたみたいです。



【さいごに】


最後に、独断と偏見になりますが
この映画をオススメできる人と
そうでない人についてお話します。


■観ないほうがいい人→【道徳的観点を大事にしている人】


日本人は、善悪の区別を付けたがる民族ですので
道徳的な観点を大事にしている人は、この映画はオススメできません。


■観たほうがイイ人→【価値観を崩壊させてリフレッシュしたい人】

ハメを外しているシーンがほとんどなので
価値観を崩壊させたい人にとっては、かなりオススメです。











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お話チャム

アカデミー賞、楽しみです。

by お話チャム (2014-03-01 23:27) 

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